仮想通貨投資で起こった、2つのありえないサクセス・ストーリー
by Andrew McGuinness 7月 16, 2019
2009年に最初の仮想通貨ビットコインがつくられた当初、投資価値があるのかどうかは分かりづらいものでした。仮想通貨の性質やマイニングなどについて誰も知らなかっただけでなく、いつか利益が上がる数量になるだろうとは、誰も予想できなかったからです。
この生涯のある時点で、何者かが現行通貨に異議を申し立てる日が来ると考えるなんて、完全に馬鹿げたことに聞こえました。この世界で、人類が始まって以来使用している感じさえある現行通貨と同じくらい、どうやったら何者かが大規模に成長できるというのでしょうか?たった数年のうちに、どんな種類の通貨が威力のあるレベルにまで拡大できるというのでしょう?初期の投資家でさえ、これらの質問には答えられなかったでしょうし、ビットコインの成功へと続く一連の出来事を、予想さえできなかったでしょう。下記に挙げるのは、比較的初期の段階でビットコイン投資を選んだために、非常に想定外なサクセス・ストーリーを持つ二人の投資家についてです。
1. エリック・フィンマン(Erik Finman)
2012年、翌年にビットコインが劇的に高騰する直前のことです。15歳のエリック・フィンマンは、仮想通貨に投資する決心をしました。どんなティーンエイジャーも持つであろう、何かに投資するという考えは、言うまでもなく、何かがバカバカしいほどに利益になって度肝を抜かれる、というようなことです。エリック・フィンマンの心にこの考えが浮かんだのは、イースターのギフトとして、祖母から1000ドルをもらったときでした。
ティーンエイジャーのほとんどはおそらく、新しい服とかアクセサリー、ビデオゲームなどを買おうと考え、買いたいものリストは続くことでしょう。しかしそのお金の8分の1くらいを使って、そんな大金にもっと有用な使い道があることに気付くのです。このことがまさに、10代のエリック・フィンマンの心に浮かんだことでした。そして祖母からの贈り物を投資に使おうと決心したのです。実際に、エリックは自分のためにはまったく使わず、イースターの収入分である1000ドル全額を、ビットコインに投資したのです。
そのたった12か月後、1,000ドルは100,000ドルになりました。100,000ドルもの価値があるビットコイン保有者に、16歳の少年がなったのです。ビットコインがそのくらい高価になるとすぐ、エリックは売却して、Botangle.comという自身のウェブサイトを起ち上げました。Botangleは、あらゆる職業や地位に就いている学生に向けて、ビデオチュートリアルを配信するウェブサイトです。初めての投資で、こんなに若く、こんなに巨額の富を得るとは、エリックも思ってもいなかったでしょう。
2.オラフ・カールソン・ウィー(Olaf Carlson Wee)
26歳の新入社員にとって、ビットコインの新規事業コインベースは、仮想通貨の分野で情報通になるにはパーフェクトな場所だったようです。オラフは2013年2月に採用され、その直後、たった数か月後の4月にはビットコインが劇的に高騰しました。
2月にオラフが雇われたときは、ビットコインの全ユニット価格はたった20か30ドルだけでした。ほとんど誰もデジタル通貨について知らず、聞いたことさえない時期だったにも関わらず、オラフはどことなく直感で、これは大きくなる、投資するなら今だと知っていたのです。投資方法は、コインベースから支払われるビットコインのみでした。オラフはできる限り貯蓄し、何が起こるか見ようと、ただ待っていました。何か素晴らしいことを待っていたのでしょうが、オラフは投資が実際どんなに素晴らしい結果をもたらすかを、当然のように知っていたのでしょう。