3人のベストトレーダーから学ぶ
by Trading 101 9月 05, 2019
インターネットの利点は、世界中のどこからでも無料で学ぶことができることです。なんとかしてもっと知りたいと思うほとんど全てのトピックは、インターネットのどこかで取り上げられています。ウィキぺディア(Wikipedia)とインベストぺディア(Investopedia)だけでも、基礎知識の宝庫となっています。今日では、取引の基礎知識について学ぶために学校に行く必要はなく、素早くGoogle検索をして、取引への旅を始めることが可能です。
もちろん、一部のトレーダーや投資家のほうが、他の人たちよりも成功しています。そのようなトレーダーは、最高のトレーダーとして称賛を受け、それぞれの分野で名声を得たことでしょう。成功したトレーダーが、他のトレーダーとは何が違うのかを正確に指摘するのは難しいことです。性格、考え方、職業倫理の問題でしょうか?決してわかることはないかもしれません。
とはいえ、学最善の学習方法の1つは、何がベストなのかを理解し、てまねることです。
取引の基礎知識のレパートリーを広げるために、史上最高のトレーダー3人と、このトレーダーからどんな重要な教訓が得られるか見てみましょう。
1) ウォーレン・バフェット
ウォーレン・バフェットは史上最も成功した金融投資家の一人という説明に尽きます。今日、バフェットは世界で最も裕福な一人で、謙虚で派手さがまったくないライフスタイルで有名です。世界最大の持ち株会社の1つであるバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)の会長です。
ウォーレン・バフェットの哲学は「絶対に損するな」という単純なものです。忍耐と準備の重要性を説いています。バフェットから得られる重要な教訓の1つは、取引の締結に必要なサインが揃った時、準備ができている状態でいなさい、ということです。市場で大きな動きが起こっていることをリサーチは示しているかもしれませんが、大きな動きは、毎日きっちりと起こる訳ではありません。予想外で不可能と思えるようなことが起こったら、一番大切なのは、利益を最大化することで、ただちに利益をあげることではありません。
つまり、市場の大変動に飛び込む前に、長期的な視点を持ち、数日、数週間、または数カ月待てば、多くの場合、稼ぎが増えるのです。
2) レイ・ダリオ
ウォーレン・バフェットと同様に、レイ・ダリオは金融界の生きた伝説です。億万長者の投資家でもあり、ブリッジウォーター・アソシエイツ(Bridgewater Associates)と呼ばれる世界で最も有名なヘッジファンド/投資会社を経営しています。世界長者番付100位に入っています。
ダリオは、多くのトレーダーが学ぶのに時間がかかり過ぎる、1つの教訓を教えています。つまり、金融に関して言うなら、感情が入り込む余地はありません。取引や株式に執着すれば、確実に損失を産みます。正しいか、間違っているかなど、問題ではありません。最終的に重要なのは、利益を上げているかどうかです。
成功したトレーダーになるためには、自分の強さと弱さを自己評価し、意識的に取り組むために、意識しながら市場に参入する必要があります。
3) ジョージ・ソロス
ジョージ・ソロスは世界で最も影響力のある一人です。ソロスの秀でている点は、他のほとんどの人とは少し違います。悪評を受けながら権力の座に上り詰めました。1992年、ソロスがたった一つのFX取引に100億ドルを投資して、大きなニュースになりました。基本的には、英国ポンド全額を独断で売却し、その1回の取引だけで約20 億ドルの利益を上げました。こうして英国ポンドが混乱し、多くの人にとってその年は破滅の年としました。
その後、クオンタム・ファンド(Quantum Fund)という名の会社を設立しました。ソロスは非常に積極的な投資戦略で知られており、通常、年間30%を超える収益をあげています。
ソロスから学ぶ教訓は、予期せぬことに賭けることです。たくさんのトレーダーが多数派に従いますが、その結果は明らかです。つまり、多数派に従ったことで、多数派と共に損をします。現実には市場は数分で反転する可能性がある時に、常に市場は上げ相場か下げ相場になると確信して、偏った見方に捕らわれるトレーダーはあまりにも多く存在します。いつでも予期せぬことに備えてください。ぬるま湯にひたると、損失がでます。