仮想通貨の安全性を改善する4つの方法
by Andrew McGuinness 7月 16, 2019
さて、仮想通貨に投資すると決めました。良いことです。もし2、3のコインに投資しているなら、少なくとも1コインからは儲けが得られるでしょう。それで、これらの通貨を買い、温めて価値が上がるのを見守っていますが、これでおしまいでしょう?いいえ、違います。仮想通貨を安全に保管することを考えずに、安全だと信じている限り、実際には通貨は危険にさらされています。このような危害を避けるための、4つの仮想通貨の保管法をご紹介します。
1. モバイル・ウォレットは危険です
Coinomi(コイノミ)やJaxx(ジャックス)は携帯電話に仮想通貨を保管しておく便利な方法ですが、ポケットにしまう携帯電話機器と同じくらいの金額(最大150ドル相当)までの保管にしておきましょう。モバイル機器に、仮想通貨を全額保管しないでください。携帯電話を失くしたり、誰かがアクセスしてしまったら、苦労して稼いだお金にサヨナラを告げなくてはならないのですから。
2. 正しいオペレーティング・システムを選ぶ
仮想通貨を保管している機器のソフトウェアがWindows OSなら、ハッキングされる可能性が非常に高くなります(もし、まだハッキングされていなければの話ですが)。ウィンドウズはセキュリティが簡単に破られることや、ウィンドウズだけで作成される大量のウィルスで知られています。ウィンドウズ機器で仮想通貨を保管しているなら、その機器では無料ゲームやポルノ素材を見ることなどに留めておきましょう。仮想通貨をまだ失っていないなら、信じられないほどラッキーだと考えてください。
もし、持っているのがウィンドウズのオペレーティング・システム機器だけなら、VMWare(ヴィー・エム・ウェア)やVirtual Box(バーチャル・ボックス)などの仮想機械を調べ、リナックス(Linux)を起動させましょう。リナックスが楽に資金管理のできるオペレーティング・システムである、と言っているわけではありません。実際そうではないからです。十二分に安全性を保証してくれるようなOSなど存在しません。しかしながら、リナックスとマック(Mac)は、ウィンドウズ機器よりも仮想通貨を安全に保管してくれるでしょう。
3. アンチウィルス・ソフトの選び方
もしアンチウィルス対策をしていると言い、パソコンを見下ろしながら無料アンチウィルス・ソフトを更新しているなら、もう一度よく考えてください。良いものが無料であるわけがなく、価値あるものは全て有料でなければならないのです。ひとつお尋ねします。仮想通貨を保有していて、アンチウィルス・ソフトをケチっているのなら、安全に保管するのに毎月数ドル程度を節約したがために全ての仮想通貨を失ったとき、どれだけバカらしい気分になるでしょうか?
大局的に、お金を失う立場にたって考える必要があるのです。BitDefender(ビットディフェンダー)、 Kaspersky(カスペルスキー)、 Eset Internet Security(イーセット・インターネット・セキュリティ)は、安全なアンチウィルス・ソフトです。本当に安全なものがほしいなら、これらのソフトウェアに加えて、Malware Bytes Premium(マルウェア・バイツ・プレミアム)を使ってください。
4. いつでも可能な限り、二段階認証をオンにしておく
Authy(オーシー)やGoogle Authenticator (グーグル・オーセンティケーター)を使うと二段階検証が可能です。Kraken(クラーケン)やPoloniex(ポロニエックス)などの仮想通貨取引所にログインすると、選択した二段階認証プログラムから発番されるコードを聞かれます。両替や出金をしようとするときはいつでもコードが要求され、これらのコードは30秒ごとに変わります。
言い換えると、誰かがシステムをハッキングし、ログイン詳細やパスワードを盗む場面になったら、好き放題できるというわけです。これは二段階認証をオンにしていなければ、の話です。オンにしていれば、ログインはできても、どんな取引にも必要な二段階認証コードなしには、それ以上進むことができません。