ビットコインなどの仮想通貨保管のためのおすすめウォレット

by Trading 101     9月 18, 2019

7 読んだ分

仮想通貨の初心者で最近、何らかの仮想通貨を購入したことがあるならば、その仮想通貨をウォレットに保管する必要があります。仮想通貨ウォレットは自分のお金を安全に保管する銀行のようなものです。

どのウォレットにもさまざまな機能があり、それぞれ長所も短所もあるので、正しいウォレット選びは重要です。これらのウォレットのうち、ハッキングから完全に守られているものはないことも頭に入れておくべきことです。もし優れた仮想通貨ウォレットを探しているのであれば、以下のリストの中から選ぶといいでしょう。

1) Mycellium

常に安全性の向上と技術の改善を行っている、熱心な開発チームが運営しているMycelliumは最も信頼性の高いビットコイン・ウォレットのひとつです。このウォレットは、ビットコインの熱狂的な信望者からなる強固な支持層を有しており、システム欠陥が発生したこともありません。また、ビットコインを保管する方法が最も簡単なウォレットの一つで、IDやパスワードも難しい取り付けも不要で、Eメール認証を行う必要もありません。

ハードドライブ・ウォレットのMycelliumでは、12文字のバックアップ・シード・キーが付与されるので、それをしっかり記録、保存しましょう。デバイスが損傷、盗難、紛失に遭った際、このバックアップ・シード・キーがあれば、ビットコインを取り戻す事が可能です。MycelliumはIOSとアンドロイド対応です。

2) Exodus

2015年半ば、Daniel CastagnoliとJP Richardsonという2人の開発者が、安全性が高く、複数の仮想通貨が利用可能な無料のデスクトップ・ウォレットExodusを発表しました。このウォレットにはユーザーやデータの記録を保存するためのホストログやサーバーがないので、仮想通貨を安全に保管できます。ダッシュ、オーガー、ゴーレム、ライトコイン、イーサリアム、ビットコイン等の複数の通貨に対応しています。

身元認証や登録は不要で、保管した仮想通貨へアクセスするためのパスワードを設定するだけです。大きな特徴として、円グラフ機能があります。これは手持ちの仮想通貨の全ポートフォリオを表示するもので、複数の通貨からなる多様なポートフォリオを保有するユーザー向けに開発されたものです。

3) Ledger Nano S

ハードウェア・ウォレットを探しているのであれば、Ledger Nano Sがおすすめです。フランスのスタートアップ企業によって開発されたこのウォレットは、USBドライブに似た形状で、USBポートに直接接続することができます。バッテリーがないので、PCやモバイル端末に接続しているときのみ動作します。

このデバイスには改ざん防止ラベルがありません。電源が入るたびに機器の整合性を確認するソフトウェアの特性を有しているからです。ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、Zキャッシュ、ダッシュ、ストレーツ、モネロに対応しています。

4) Trezor

Trezorは最初に市場に登場したビットコイン用ハードウェア・ウォレットです。チェコのSatoshiLabs社が開発したこのウォレットは、USBポートを通じて、あらゆる電話やPCと接続させることができます。ビットコインを保管するための基本的な機能が備わっており、秘密鍵をオフラインで保存することや手持ちの通貨を使った取引認証を行うことができます。

設定はLedger Nano Sと比べると若干難しいですが、保護機能はこのウォレットの方が若干高めです。TrezorはPCと接続するたびにランダムコードを生成するので、PCが感染していても、Trezorがハッキングされる可能性はありません。

5) Jaxx

複数の仮想通貨対応ウォレットの中では一流のJaxxは、複数の仮想通貨の利用者や投資家からの関心を集めています。Jaxxは最高13種類の仮想通貨の保管に対応しており、開発チームは需要の高い新規通貨でも対応できるよう常に注意を払うくらいに熱心で、高い信頼性を誇ります。ビットコイン、ライトコイン、イーサリアムなど、おなじみの仮想通貨に加えて、Jaxxはリップル、モネロ、テザーにも対応しています。また、ShapeShift.ioと提携し、複数の通貨を保有するユーザーが通貨間での両替を簡単に行うことができるようにしています。

6) Ledger Blue

Ledger BlueはLedger Nano Sと比べると少し大きなハードウェア・ウォレットです。サイズの違いに加えて、使える機能もLedger Blueの方が多く、Ledger Nano Sを発展させたものだと言えます。こうした機能面を考えても、Ledger Blueが購入可能なハードウェア・ウォレットの中でも最高額の部類に入ることは当然でしょう。

見た目はスマホサイズのタブレットです。バックアップは極めて簡単で、特にテクノロジーが苦手な人にはありがたいです。このウォレットは安全性強化のために、デュアルチップ・アーキテクチャ技術を採用しており、マルウェア耐性がある点は最大の利点です。12以上のデジタル通貨と不換通貨に対応しており、自分の口座に複数種類の仮想通貨があってもそれらを保管することができます。

7) Coinpayments

他の仮想通貨ウォレットと比較した場合、Coinpaymentsの最大の利点は、保管可能な仮想通貨の種類にあります。このウォレットはここで取り上げたものの中ではトップにあたるオンラインウォレットで、75種類の通貨を保管することができます。

ただし、仮想通貨ウォレットの性質を考えると、そのリスクを理解し、必要とされる安全措置を全て施し、入手可能なセキュリティ向上ツールを活用しない限り、全ての手持ち通貨を一つのウォレットに保管することは推奨できるものではありません。このウォレットのもうひとつの利点は、さまざまな種類のストアで公認の支払い手法である点にあります。





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