第一四半期の売上高と、それに対する反応のしかた

by Andrew McGuinness     7月 16, 2019

さて、あなたは思い切って株式市場、または外国為替市場に投資することにしました。どんな投資や取引であれ、最大限に取引を経験してきた投資家であっても、投資結果は決して予測できません。たとえば新米投資家として第一四半期で多くの利益を得たとしても、さらに多くのリターンが得られるかというと、確かな証拠はありません。それとも、あるのでしょうか?下記は第一四半期の売上高を見たときにするべきことと、そうでないことの3つです。

1.自分自身を先走りしない

第一四半期売上高を見たとき、明らかに数々の感情が頭の中を駆け巡るでしょう。そうした感情の中でも、幸福とアドレナリンが最も影響力が強く、さらなる投資へとあなたを導くかもしれません。この素晴らしい第一四半期売上高を見て、もっと投資したいと感じ始めるでしょう。しかしこれは市場の現状であるだけなので、この感情はあっという間に消え去るのだ、と心にとめておかなければなりません。

あなたの資金は、その地点から絶えず成長し続けるかもしれませんが、結果として得られるものを保証するのに一番近い言葉は、強めの「おそらく」です。このため、第一四半期でうまくいったというニュースが舞い込んだとしても、一気に結論へと達するべきではありません。上手くいき始めた途端に投資金を引き出さないこと、利益を一目見ただけで「全額」を注ぎ込まないことです。事実として、第一四半期というのは投資を長期スパンで予測するには、時期尚早なのです。

2.いつ手を引くかを知る

市場に参入し、投資があまりうまくいかなかった場合でも、躊躇と恐れの気持ちに行動を支配されないようにしてください。あまり経験のないトレーダーの多くは、価格が下落するやいなや、または価格が少しでも動くやいなや投資金を引き出すのがベストだ、と思い込んでいます。しかし、再度言いますが、第一四半期は何かを想定するにはまだ早いのです。

一番良いアドバイスとしては、損失に苦しんでいることを受け入れ、なぜ投資し始めたのかを考慮し、投資に時間をかけてさらに成長・繁栄させるか、別の投資をすることです。リスクを冒す覚悟ができていなかったり、財政的にやっていけないと分かった場合、第一四半期の損失を受け入れ、投資金を完全に引き出して、これ以上のリスクを負わないようにするのが一番です。

そのリスクを負えることは、ほとんどの投資家ができることですが、投資にはかなりの損失がついて回ることを考えれば、市場にとどまって自分の投資が落ち着くまで待っていましょう。利益を上げるために、短期で決着をつける必要性も時にはありますが、急な決断を下す前に、忍耐強くこの期間を乗り切りましょう。

3.投資は決して予測できない

投資は予測できないものです。第一四半期でかなり稼げたとしても、投資の初期段階で得られたのと同じくらいの利益が将来も得られるわけではありません。同じように、第一四半期でかなりの損失が出たとしても、良くない結果が出たからといって急にやめるべきではありません。

Trading 101のいかなるプロ投資家も、ガイダンスとして伝えているように、投資には保証はなく、いつでもリスクがあるため、ただ忍耐強く、市場を知ろうとすることがベストな方法です。





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