Cardano(カルダノ)は次なる大きな仮想通貨となるか?

by Trading 101     7月 16, 2019

ビットコインは取引の世界を震撼させた、仮想通貨初のビッグネームです。一夜にして成功したように見え、誰もがビットコインを話題にしました。金融分析家から著名なビジネスマンまで、ソーシャルメディア上の人々が毎日、この話題に花を咲かせました。もちろん、その台頭が成功したのと同じぐらい、2017年12月から数週間にわたる急落もまた激しいものでした。

しかし、当然ながらビットコイン以外にも多くの仮想通貨が存在します。ビットコインを抜きにすれば、トップ3を争う通貨が多数あります。その中にはライトコイン、ダッシュ、イーサリアム、ビットコインキャッシュの名が、フォーラムやメディアで著名なものとなっています。仮想通貨世界において時価総額で7番目に大規模なのがCardano(カルダノ)で、その競争相手から引き離そうとしています。

カルダノは他の一般的な仮想通貨とは少し違うことから、正確には取引の基礎知識でカバーされる種類の通貨ではありません。まず、カルダノはその管理とシステムの構造方法のために、より複雑なレベルで運営されています。このため、未熟なトレーダーおよび投資家にはしばしば魅力がないように映りますが、そこに価値を見いだせる者にとっては、魅力が大きくなります。カルダノのホワイトペーパーは、アルトコインは「第3世代」の仮想通貨で、他の通貨が直面しているものの、まだうまく取り組めていない問題を修復しようとしていることを明らかにしています。カルダノは、仮想通貨産業全体を悩ませている問題の解決領域に乗り込もうとしていることも示されています。

考慮すべき大きな要因は、将来性です。カルダノは現執筆時点では、フル展開していません。システムはまだ開発段階ですが、サポーターの多くは、一度カルダノが完全に運用されるようになれば、次の大きな仮想通貨になり得る、という信条を声高らかに主張しています。すでに時価総額で第7位を占めているという事実からも、それは明らかです。

この新しいプレイヤーであるカルダノの支持者がターゲットとしているのは、どうやらイーサリアムとリップルの2つのコインのようです。両コインともカルダノの上にランクインしています。リップルは、特にブロックチェーンの力が今や主流な市場で理解されていることから、人気度が上昇しています。リップルは、高速の国際デジタル支払いソリューションによって、新たな波をつくり出しています。リップルはスケーラビリティを念頭において構築されたため、毎秒5000以上の取引を処理できます。しかしカルダノは同じ話題でも、のリーダーとなっているリップルとは異なるアプローチをしています。

もう一方のターゲットはイーサリアムと、成功をおさめたスマートコントラクトです。イーサリアムは、この分野では誰もが認めるリーダーで、カルダノはその分野の扉を叩きたがっているように見えます。業界のレポートでは、リップルもスマートコントラクト分野への参入を狙っているため、この三者間であっという間に三つ巴の競争となるかもしれません。ここで考えられるのは、現在のイーサリアムの通貨設定は、ポテンシャルほどの効率とコスト効果をあげていないということです。問題は、カルダノとリップルがイーサリアムを満足させられるかどうか、ということでは全くないのです。両方ともできるのは明らかですが、むしろどちらの通貨のほうが効率よく、素早く利用できるようになるかが問題です。カルダノとリップルがイーサリアムに挑戦を挑めるほど進歩するまでには、イーサリアムは新技術を発展させて、カルダノとリップルをまたもや締め出してしまうかもしれません。

こうしたことから、カルダノは現在強いポジションにいるように見えます。迅速で強い開発チームとともに、年内にカルダノがさらにランクを上げる可能性も高く、特に他の仮想通貨が目新しいテクノロジーについていくため素早く開発を進めなければ、なおさらのことです。





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