トップ仮想通貨で知るべき決定的な違い

by Andrew McGuinness     7月 16, 2019

ビットコインは2017年の大ブームかもしれません。そして毎週のように高値を更新し続けていますが、仮想通貨市場には、将来性ある投資家が知らなければならない他の強力なプレイヤーたちも存在しています。Trading 101の基本は、可能性のあるどんな投資にもリサーチを行わなければならず、一番適切なものを選ぶようにお教えしています。もしくは、仮想通貨ポートフォリオに多様性がほしいなら、他のトップ仮想通貨の長所と短所をつかんでおくことは、それぞれにどれくらい喜んで投資するかを知る上でとても大切なことです。

ビットコイン (Bitcoin)

ビットコインは謎の創始者サトシ・ナカモトが開発した、最初の仮想通貨です。ナカモトは、ブロックチェーン技術を世界に導入しました。ブロックチェーン技術は、ビットコインと他の仮想通貨が組み込まれているプラットフォームです。ブロックチェーンと仮想通貨の関係を理解するのに頭を悩ませているなら、インターネットとEメールの関係を考えてみてください。インターネットは一つだけ(ブロックチェーン)ですが、Eメールのプラットフォームは数個あります(ビットコインと他の仮想通貨)。

ビットコインは今のところ最も価値がある仮想通貨で、多くの人は「デジタル・ゴールド」と呼んでいます。しかし通貨としての実際の機能には批判もあります。最初の仮想通貨として、ビットコインは他のトップ仮想通貨と比べると、たとえば毎秒ごとの取引、取引の確認時間、取引手数料など、大切な部分で劣っているからです。

ライトコイン (Litecoin)

ビットコインに親しみがあれば、ライトコインはもっとも簡単に理解できるトップ仮想通貨でしょう。端的に言うと、ライトコインはビットコインの2.0バージョンです。ビットコインとほぼ同じ動きをしますが、すべてがより良くできています。創始者のチャーリー・リーはビットコイン・ゴールドに対して、ライトコインはシルバーだ、という考えを力説しています。ビットコインはその機能的制限により、機能性のある通貨というよりむしろ価値を貯蔵する通貨になっていますが、ライトコインは通貨としても、機能的にうまくいっています。

これにはいくつかの理由があります。ライトコインの数量はビットコインの4倍あるので、より多くのトークンが流通しているというわけです。また、4倍速く、毎秒ごとに2,3倍速く取引ができます。そしてビットコインは数ドルの手数料がかかりますが、ライトコインなら数セントで済みます。

イーサリアム(Ethereum)

イーサリアムを理解するには、インターネットとEメールの例に戻らなければなりません。イーサリアムはビットコインやライトコインと違い、ブロックチェーン上のただの「Eメール」以上のものです。イーサリアムはそれ自体がプラットフォームで、ブロックチェーンで機能し、そのプラットフォーム上で、デベロッパーが分散型のアプリ(DApps)を開発できます。これは今まで市場になかった、無数の新しいアプリへの可能性を開いています。そして何百ものデベロッパーは、その分散型の性質からイーサリアムを「インターネット2.0バージョン」と呼んで、集まっています。

しかし、実世界で独立したプラットフォームとして真にイーサリアムが機能するには、そこでユーザーがサービスや商品の取引に使う独自の通貨が必要です。この通貨はイーサ (Ether)として知られており、その投資価値はイーサリアム・プラットフォームとアプリを大衆が受け入れることに完全にゆだねられています。より多くの人々がイーサリアムと分散型アプリを使用すれば、イーサは確実に価値が上がります。そうでなければ、現価格にとどまって変動するでしょう。

リップル(Ripple)

仮想通貨界で多数の人がリップルを見下しています。ビットコインと、それに続く仮想通貨が象徴するすべてのことと、まったく対照的なイデオロギーを持つためです。ビットコインやライトコイン、他の仮想通貨は、銀行はもはや不要で、各自が自分専用の銀行を持つのだと提唱しているのとは異なり、リップルはその代わりに、世界中の多くの中央銀行との提携の上に成り立っています。

リップルは仮想通貨としても使われますが、主な機能はユーザーと銀行が他国に送金するのを援助することです。現在は銀行が日本からアメリカに送金したいとき、日本円で米ドルを買う必要があり、いくつかの手数料や、取引時間がかかります。しかしリップルを使えば、銀行はただ通貨をリップルに両替し、指定の受取人に送れば、受取人はそのリップルを自国の通貨に両替できるというわけです。

リップルは権力分散型ではありませんが、その資金と提携で、多くの人が将来の成功を信じています。うまくいけば、リップルは数年後にもっとも大きな仮想通貨になるでしょう。





ラーニングセンター、Broker Insights、
独占プロモーションを無料で無制限にご利用いただけます。