ビットコインについて知る必要のあること全てを教えてくれる本 トップ5
by Andrew McGuinness 7月 16, 2019
2017年は、ビットコインの価値が1,000ドルから12月には20,000まで爆発的に上昇したのを見届けた年でした。仮想通貨は投資の世界で最新の流行となり、多くの人が、その状態が続くだろうと信じています。しかしビットコインは、広範囲にわたって採用され、使用される中に価値が大きく結びつき、今までに見てきたどんな種類の投資とも異なっています。
Trading 101では、賢い投資家は全員、投資する商品について全てのことを知るようにと指示しており、ビットコインも例外ではありません。しかし、ビットコインのコンセプトは容易に理解できるものではないため、ビットコインについて知る必要のあること全てを教えてくれるトップ5の本を集めました。
1) Christian Newman “Bitcoin from Beginning to Expert”
ビットコインから大きな仮想通貨の世界まで全てをカバーし、広く学べる入門書を探しているなら、クリスチャン・ニューマンの“Bitcoin from Beginning to Expert”が全てを教えてくれます。
この本の前半は、実際に仮想通貨投資がどのように実用的であるかを説明し、後半では仮想通貨革命の背後にあるブロックチェーン技術についてを、あまり技術的に詳しくない読者向けに、分かりやすく教えてくれています。テクノロジーの世界に経験がほとんどなく、技術的な用語になじみがない投資家には、ニューマンの本は手始めに読むものとして、また仮想通貨の世界に徐々に慣れさせるものとして最適です。
2) Phil Champagne’s “The Book of Satoshi”
謎多きビットコインの創始者についてもっと知りたい、そしてビットコインの成り立ちを理解したいですか?フィル・シャンパーニュの”The Book of Satoshi”は、このビットコインの熱狂を一から始めた秘密のクリエイター、サトシ・ナカモトに関する調査を記しています。シャンパーニュはこの、身元不明のサトシ・ナカモトについて知られる全てをカバーし、その可能性の全てを説明しています。サトシは一個人なのか集団なのか、ビットコインが世界的に有名になっているのにも関わらず、こんなに長い間どうやって身元を明かさないままでいたのか、などについてです。
シャンパーニュの本には、サトシ・ナカモト自身が発信したEメール、投稿、個人的なアップデートが載っており、ビットコインおよびブロックチェーン技術についての非常に技術的な面についても分析しています。
3) Andreas Antonopoulos “Mastering Bitcoin”
仮想通貨の世界で、サトシ・ナカモト以外のおなじみの有名人といえば、アンドレアス・アントノプロスでしょう。アントノプロスは、ビットコインとは正確に何なのか、なぜ未来の通貨となるのかを一般人に説明し、講演会や考察で世界的に名声を得ています。
アントノプロスは、シンプルで親切ながら知性のある立ち振る舞いで、ビットコインを語る最高の代表者の一人として、普段から称賛されています。そして、これらの講演や発表をまとめた本が”Mastering Bitcoin”です。アントノプロスは経済、哲学的、社会的関連事項の仮想通貨世界への移行と、なぜビットコインが真に将来の通貨となるかを説明しています。
4) Nathaniel Popper “Digital Gold”
全国的に評価され、受賞歴のあるような本がお好みでしたら、ナサニエル・ポッパーの”Digital Gold”が、受賞標準を満たしたビットコインの理想的な本でしょう。ポッパーの”Digital Gold”は、サトシ・ナカモトとビットコインの初期、そしてビットコイン以前の仮想通貨に関する専門的な調査を記し、2015年にマッキンゼーとファイナンシャルタイムズ・ブック・オブ・イヤーにノミネートされました。
ポッパーの本が他のナカモトの調査本と違うのは、ビットコインおよびデジタル通貨世界の重鎮であるウィンクルボス兄弟、ビットコイン保有者のビリオネア数人などから、またサトシ・ナカモトと直に接触があると思われる人々から直接入手した報告と詳細を記している点です。
5) Abraham White “Cryptocurrency”
ビットコインの基礎をすでに理解していて、さらに学びたいなら、2017年のアブラハム・ホワイトの”Cryptocurrency”以外を探す必要はありません。この本では、本流のビットコインについてとは別に、取引、投資、デジタル通貨のマイニングといった、ビットコインのさらに高度な側面を教えてくれます。