為替取引についての疑問トップ5

by Andrew McGuinness     7月 16, 2019

為替取引は、始めはややこしく感じるかもしれません。FX市場や一般の投資の世界でまだ日が浅いなら、なおさらのことです。為替取引に関心がありつつも、疑問や紛らわしさと絶えず格闘している方へ、為替取引についてのよくある質問トップ5と回答を下記に挙げておきます。

1. FXと他の市場との違い

外国為替は実際に、株など他の市場とは大いに異なります。第一に、為替取引はどんな政府機関にも規制されておらず、仲裁委員会や手形交換所とも関わりがありません。為替取引はまた、規制された為替レート上にもありません。その代わりに関わってくるのが、与信契約書に基づいたFX取引通貨のメンバーたちで、簡単に言えば、電子的な応答確認にすぎません。

こうした構造の欠如は、株式市場のタイトな構造に慣れ親しんだほとんどの投資家にとっては、わずらわしく魅力的ではありません。しかし、FX市場が機能しないように見えても、実際には機能しています。為替取引を決めた市場のメンバーは、お互いに競い合っているかもしれませんが、両者にとって利益がでるよう協力しあう義務も負っています。これがFX市場で生き残り、成功することを保証しているのです。

2. 手数料はありますか?

株式市場から移ってきた人は、手数料(コミッション)に慣れ親しんでいることでしょう。手数料とはブローカー、つまり金銭的に自分の代表者となってくれる者が、各投資と売上から徴収するものです。外国為替市場では、そのような手数料や、それに近いものは存在しません。FX企業は存在しますが、ブローカーというより販売業者(ディーラー)とみなされています。販売業者は投資家の取引に参加し、課金する代わりに売買のスプレッドで稼ぎます。

3. Pipはどういう意味ですか?

Pipとは、外国為替市場で取引される最少額のことです。パーセンテージ・イン・ポイントの頭文字を取ったものです。FX市場では、コストが小数点以下第四位まで示されます。1pipは通常、1%の100分の1に相当します。

4. 取引通貨

小売販売業者の中には冒険心があり、タイやチェコ共和国などの通貨を取引するところもありますが、ほとんどの場合、販売業者は有名な通貨をひとつふたつだけ扱う傾向にあります。流動性の恩恵があるため、7つの通貨ペアがもっともよく取引されます。

これらは以下4つの主要な通貨ペアで成り立っています。EUR/USD (ユーロ/米ドル)、USD/JPY (米ドル/日本円)、GBP/USD (英ポンド/米ドル)、USD/CHF (米ドル/スイスフラン)。そしてあと3つのコモディティ通貨ペアです。 AUD/USD (豪ドル/米ドル)、USD/CAD (米ドル/カナダドル) 、 NZD/USD (ニュージーランドドル/米ドル)。

5. 何が売買されているのですか?

FX市場では、すべての取引がパソコンの電子エントリーにすぎません。実際の物質的な通貨は、為替取引にはまったく関係がありません。なぜFX市場が存在しているのかという主な理由は、日常的に両替を要求する国際的企業間での通貨両替を促進するためです。こうした企業は、従業員や海外の販売業者に支払ったり、合併吸収の際に支払う目的で通貨両替を要求します。

6. 通貨キャリートレード

FX市場でもっとも好まれている取引がキャリートレードです。キャリートレードは、各通貨の有利な金利を使用します。全通貨に金利がありますが、ある通貨は他より高金利です。このために、低金利の通貨を使って購入し、一方では高金利通貨を長く保有することで、ベーシス・ポイント(証券の利回り)が収穫できるのです。





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