デジタル通貨に投資した二人の、最高のサクセス・ストーリー
by Andrew McGuinness 7月 16, 2019
デジタル通貨に投資している人たちは、思い切って取引を決めて以来、自分が得た利益について絶えず自慢しています。過去数年間、特に2015年以来、多種のデジタル通貨が、着実で驚くほどの利益を生み出し、投資する価値があることを証明しました。投資していないけれどデジタル通貨に熟知している多くの人たちは、少なくとも投資がもっと安かったときに、早くからマーケットへ飛び込まなかったことに対して後悔しています。なぜか、ですって?まあ、すべての投資者は利益を得るかもしれませんが、特に数名の投資者は、少額の仮想通貨で実際に富を築き成功したからです。下記は、仮想通貨投資でもっとも驚くべきサクセス・ストーリーを持つ二人です。
1. クリストファー・コッチ
2009年に初めてビットコインがつくられたときのことです。当時学生だったクリストファー・コッチは、26.60ドルで5000ビットコインに投資するという、危ない橋を渡る決意をしました。コッチは、はじめは暗号化についての論文のためにリサーチをしていましたが、その過程でビットコインに出会ったのです。これこそが思いがけず仮想通貨の世界を見つけた瞬間であり、コッチの人生を永遠に変えてしまう瞬間でした。
当時ビットコインが初期段階だったために、この学生が5000コインもの仮想通貨を買うのに、どれだけの少額で済んだかは明らかです。このため、信じようが信じまいが、クリストファー・コッチは完全にこの投資のことを忘れていました。そして数年後の2013年、コッチはビットコインと呼ばれるような何かに少額を投資したかもしれない、と思い出したのです。
コッチが思い出すきっかけになったのは、2013年にビットコインが初めて話題に上るようになり、その確実な成長と高い評判をメディアが報じるようになったことです。問題は、そのお金にアクセスするのにパスワードが必要なことでした。
みんながビットコインのことを話題にしだすまで投資のことを忘れていたのですから、当然ながらクリストファーは、手元にパスワードを保管していませんでした。しかし何度も試みたのち、ログインに成功しました。2009年にクリストファー・コッチが投資した26.60ドルは、四年経って886,000ドルという、べらぼうな金額になっていたのです。この学生にとって、暗号化についてのリサーチが、最後にはとてつもなく価値あるものになりました。
2. ティム・エネキング
ヘッジファンド・マネジャーであり、クリプト・アセット・マネージメント(Crypto Asset Management)の現代表取締役であるティム・エネキングは、ビットコインの最も初期段階から仮想通貨市場に関与するようになりました。エネキングが関わりだしたきっかけは、ビットコインの売買で構成されるビットコイン資金の運営を通してでした。
エネキングはビットコインが高価になるとは信じていませんでした。他の通貨がオンラインでもオフラインでも店で広く使われるということなど、普通に考えて理解しがたいことだったからです。しかしエネキングは、ビットコインが大きくなるかもしれない、という望みにかけることにしました。ティム・エネキングは今では5,539.39パーセントという、ビットコイン資金の記録的パフォーマンス・ホルダーです。
デジタル通貨をより深く理解するために、ティムは(どの競争相手もいないと思われる)現行通貨と比較し、ビットコインの性質を徹底的に調べることにしました。そして現行通貨の詐欺行為の余地に調べを進めたとき、エネキングはビットコインや他の仮想通貨の大きな利点に気づいたのです。それは、仮想通貨には構造上、詐欺や悪徳行為はありえないということです。これは金銭詐欺や悪徳顧客などの恐怖に非常におびえるビジネス取引が、しっかりと保証されているということを意味します。エネキングがデジタル通貨のもたらす力と可能性を信じるのにはしばらくかかりましたが、ティム・エネキングはこのために、現在もっとも成功している投資者の一人になりました。