何がここまでリップルを成長させているのか?
by Andrew McGuinness 7月 16, 2019
仮想通貨の投資家であっても、たんにこの話題に関心があるだけでも、2015年以来の市場で、ビットコインおよび他の仮想通貨の成長を見届けてきたでしょう。このときが、デジタル通貨が本当に大きくなりはじめ、以前は考えもつかなかったほど広範囲に拡大し始めたときなのです。
2009年にビットコインが彗星のごとく登場してから、数えきれないほどの他のデジタル通貨が開発され、繁栄し始めてきました。それだけでなく、ビットコインよりさらに成長し、利益を上げるかもしれないという旅路を始めている仮想通貨もあります。時価総額では、リップルは事実上こうした他の仮想通貨でトップの座に君臨し、イーサリアムとビットコイン・キャッシュを追い抜いています。しかし、なぜ偉大なレベルまで届くことができたのでしょうか?リップルが、他の仮想通貨がおびただしい数だけある中で、これだけ成長した理由は何なのでしょうか?
1.2017年12月
2017年12月、市場でリップルが急上昇しました。2017年1月には1枚0.006ドルで売られていましたが、たった一年足らずで、一枚0.25ドルの取引価格となったのです。2017年の最終週はリップルが最高値を謳歌し、2017年から2018年で30,000%上昇しました。
ビットコインのように、リップルが利益を上げ、そもそも知られるようになるまでには何年もかかりました。2012年に初めて開発され、リップルはデジタル通貨としては2017年までカウントされず、真剣にとらえられていませんでした。
2.金融機関との未知の将来性
リップルは初め、金融取引を世界的スケールで助けるためにつくられました。とくに銀行にとって、この特徴はいたるところで魅力的でした。このため、リップルはより合法的で公的に見えるようになっています。しかし、仮想通貨は一般的に、全ての金融機関を遠ざけるのを目標としていることが知られています。デジタル通貨最大の利点とは結局、分散型の取引方法であり、ついに購入から金融機関を完全に取り除くことが可能になったことなのです。
リップルは仮想通貨市場の中で、このことを隙間としてとらえました。他の仮想通貨は、銀行と提携を結び、頼りあおうとしません。この方法で、銀行は事実上、これまで以上に効率的で、迅速で、費用効果のある取引を世界レベルでできるようになり、金融機関と関わらないか、または少数の機関だけにしか付き合わない他の仮想通貨と比べて、リップルは合法性という利益を得たのです。
3.競争の中での突出
リップルは、市場にあるどの仮想通貨よりも多くの国際銀行とパイプがあります。リップルに興味を示すようになった世界中の銀行から、超一流の投資家を多数、得ています。リップルが突出したのは、誰にもマイニング(採掘)されることがないという事実のためです。
コインはリップルによって完全に管理され、作られ、発行されます。現在では1000億のリップル通貨が存在しますが、380億枚が市場にでて、取引されています。リップル社の幹部はこの仮想通貨のおかげで信じられないほど裕福になり、数週間で数十億を稼いでいます。
結論
仮想通貨の世界は、2009年に初のデジタル通貨であるビットコインが登場して以来、ものすごい勢いで拡大しています。市場にはとても多くの仮想通貨が存在するため、何より必要なことは、その中から突出することです。このため、リップルは投資家に新しいものを提供しているのです。金融機関に興味深い利益を提供するだけでなく、リップルという企業を通じたコインの管理方法と流通方法は、市場の他の著名な仮想通貨とは異なるものです。