仮想通貨とは何ですか?

by Andrew McGuinness     9月 05, 2019

最近は、どのようにビットコインに投資して、それでかなり儲けたかという同じ話が何度も何度も繰り返されているようです。ほとんどの人がビットコインとは何なのか、正確に理解していません。どうもコンピューターで採掘(マイニング)される「コイン」のたぐいではありますが、それで理解できるのは人口の30パーセント前後でしょう。

多くの投資者が仮想通貨はどう動くか、拡大理由は何かについて、よく分かっていない模様です。実際に投資者というのは、思ったほど、投資の性質についての知識は豊富ではありません。ですから、ビットコインや仮想通貨世界が見せる混乱に疲れてしまった人のみならず、情報が行き届いていない投資者たちへ、仮想通貨とは正確にはいったい何なのかという基本的な概説をお届けします。

1. 名前の意味

仮想通貨は暗号(デジタル)で電子的な性質であることから、暗号(デジタル)通貨とも呼ばれます。「仮想(crypto)」は「隠れた」や「秘密の」を意味し、仮想通貨とその役目について多くを物語っています。

2. プライバシーと安全性

この通貨の形式は、私的で匿名で権力分散型です。いかなる通貨にも、第三者が介入してこないということです。金融機関や行政機関が、好きなときに手を伸ばしてくることもありません。保有者の身元はともかく判明しないので、盗まれたり、ハッキングされたりした場合には、取り戻すことは不可能です。

以上から、仮想通貨は他のどんな形状の通貨よりもハッキングの影響を受けやすいということになります。何百、何千ドルもの価値がある仮想通貨を、たった一つのデバイスに保管している投資者の実情を考えてみてください。こうしたデジタル通貨がギッシリ詰まったパソコンに、ハッカーが多大な時間と労力をかけて迫ってきたとしても驚くべきことではありません。他のものをハッキングしてみたところで、これほど大きな見返りは得られません

3.最初の仮想通貨

ご存じかもしれませんが、初の仮想通貨は、ビットコインです。2009年のことでした。ニュースやオンラインで人気になってきたのは、わりと最近になってからですので、そんなに歴史があるとは信じがたいことです。

4. 想通貨のコンセプト

ビットコインを最初に開発したのは、サトシ・ナカモトだと推測されています。しかし公式には、ビットコインを生みの親は不明です。サトシ・ナカモトは自分と相手が同等、対等の立場で行うピア・コントロールされた電子支払い手段をつくるのが目的だった、とされています。これはファイル共有用に開発された、ピアツーピア・ネットワーク(パソコンに繋いだもの同士が同格でやりとりするネットワーク形態)の考えにとても似ています。

しかし、ファイルがある場所から他の場所に移動するより、現金がピアツーピアで、即座に無料で取引されるために移動しています。ビットコインは最初に登場した仮想通貨であり、ともかく今日まで、もっとも価値あるデジタル通貨となっています。

5. ジタル通貨で買い物をする

仮想通貨による支払いを引き受けてくれる業者を見つけるのは、これまでは不可能でした。しかし、今では状況が変わったようです。使用できる仮想通貨の選択肢はあまりありません。業者はビットコインのみを扱う傾向があります。アマゾン同様に幅広い商品を販売している、オーバーストック(Overstock) のようなオンライン小売業者がそうです。ビットコインはホテル宿泊費、海外航空券、宝石や、今まで利用できると思いもよらなかった、大学の学位の支払いにも採用されるかもしれません。






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