ビットコインのマイニング(採掘)には、何が関わってくるのか?
by Andrew McGuinness 7月 16, 2019
投資家であろうと、技術分野を調べるのにオンラインでかなりの時間を費やしていようと、すでに耳にされた通り、ビットコインはマイニング(採掘)される仮想通貨です。マイニングは外側の世界、石炭のみに関連することなので、このことは最初には理解し難いものです。
石炭のマイニングと違い、ビットコインのマイニングは、手を汚すことがありません。しかし、不眠不休の膨大な重労働時間が関わってきます。手を動かす労働というより、むしろメンタルな労働ですが、多くの意味で石炭の採掘に似ています。ここでは、ビットコインおよび他の仮想通貨のマイニングプロセスを正確に説明する2、3の事実を挙げていきます。
1.目的
投資家としてビットコイン投資をするよりも、ビットコインを受け取る他の方法があります。その一つが、自分でビットコインをマイニングすることです。これは、実際よりも実行できそうに聞こえるかもしれません。しかし仮想通貨マイニングとは、最初に思っていたよりもはるかに多くの時間やお金、労力がかかるものなのです。
2.マイニングのしかた
ビットコインをマイニングするには、技術分野でかなりの知識が必要なだけでなく、マイニング作業をサポートするだけの充分な資金も必要です。もちろん、マイニングには多くの機器を必要とせず、たった一つのアイテムだけが必要です。それは高パワーのマイニング機器です。これにはグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)や、特定用途向け集積回路(ASIC)などが含まれます。こうした機械は、高いものからそうでないものまで、幅広く価格を展開しています。
3.マイニングは価値があるか?
ビットコインをマイニングするという主目的のために、何万ドルという金額がGPUやASICにかかります。問題は、マイニングに使用される機器が高価だというだけでなく、ある時点でビットコインを上手く採掘するために、こうした機器がかなりの電力を使うということです。
ビットコインが採掘すれば必ず入手できるという保証のないことを心に留めておく一方で、電気代は支払える以上の金額になるかもしれません。ただ何かが起こるかもしれないという期待だけで、このような多額のお金を費やさなければならないのです。
もしビットコイン採掘に成功すれば、投資家として見たこともないほどの高利益になるか、自分のために貯蓄しておくことになるでしょう。マイニングは労力に見合ったほどの利益が得られない可能性があり、もっともリスクが高い投資ですが、たまたまであれ成功すれば、その報酬が利益をもたらしてくれるでしょう。
4.マイナー(採掘者)としての生活
マイナーの目標は、必ずしも全員が同じではありません。ビットコインを際限なくマイニングするというのを主な目標とするマイナーもいます。しかし他のマイナーたちは、利益を得るために異なるルートを選びます。例えば、取引確定のためや、不完全な決済を嗅ぎ分けるマイナーたちです。
仮想通貨が抱える大きな問題は、法定通貨とは異なり、物理的に触れたり見たりできないことにあります。これは、ビットコインの使用者が二重支払いによって、デジタルの特徴を利用できる可能性があるということです。このことは、同じお金を二回以上使いまわすことに関わってきます。
ここでマイナーが必要となるのです。マイナーは1MBの価値がある取引を調べ、有効性を調べるとともに問題のある決済が生じる可能性を帳消しにし、最大12.5枚のビットコインが稼げるかもしれません。しかし、この1MBの取引分析を完了するとビットコイン12.5枚が得られるという事実があるにも関わらず、その機会を実際に勝ち取った、その他大勢のマイナーの一人にすぎないのです。