ビットコインとリップルの違いとは?

by Andrew McGuinness     9月 04, 2019

ビットコインは市場で最も成功した仮想通貨というだけでなく、2009年に市場に初めて登場したデジタル通貨ということで、もっとも有名です。リップルは2012年に創設され、ビットコインほど成功していないものの、ビットコインのレベルまで届こうと、かなり良い線をいっています。

最近では、2番目に大規模な仮想通貨として、イーサリアムとリップルがポジションを争っています。そうこうしている間に、リップルが2番目の座を獲得しました。リップルとビットコインは両方とも仮想通貨であり、同じリスト内で競っていますが、それではリップルがビットコインと異なるのは、どんな点なのでしょうか?

  1.価格

明らかに、ビットコインとリップルの価格は異なります。ビットコインが9年前につくられ、他の全仮想通貨への舞台をセッティングした一方で、リップルはその3年後の2012年に登場しました。リップルが3つの最大投資家(すべて日本のクレジットカード会社)と関わっているという事実にも関わらず、その価値は一枚あたり3.12ドルと低価格です。いっぽうでビットコインは、一枚16,000ドル以上の価値があります。

  2.分散管理型

ビットコインは仮想通貨として分散型ですが、リップルはそうではありません。ビットコインは変化を起こし、更新を決めるユーザーに頼っています。変更が提案され、ビットコインコミュニティでそれに同意する充分なパーセンテージが得られない場合は、ハードフォークが起こる可能性があります。これは51%以下のマイニング力で、変更または更新できる場合に起こります。

いっぽうリップルは、システムの変更や更新には台帳や開発企業によるところが大きいです。このような決定方法は、より民主主義的な結果と、より速い更新を実現します。どの変更も、実行前には80%の支持率が必要です。これは支持率が、不支持率よりたった2%多い場合には、企業にとってはより正しい決定となり得ます。

  3. 目的

仮想通貨に関して言うと、リップルとビットコインの両通貨は、異なる戦略を達成しようとしています。ビットコインが使用に関しては無制限で、いつでもだれでも使えるのに対し、リップルはこのアプローチに同意していません。その代わり、リップルは大金を送金する際の安全な解決法として売り出しています。

  4. キャパシティ

言うまでもなく、ビットコインは市場のどの仮想通貨よりも規模が大きいです。しかし、正確にはどのくらいの規模なのでしょうか?正確に言えば、市場の全ビットコインを合わせた価値は2760億ドルにのぼります。リップルはその半分以下の1200億ドルです。しかし、流通しているビットコインがたったの1600万枚だけなのに対し、リップルは380億枚というとてつもない枚数が売買されています。

  5. 取引にかかる所要時間

取引の所要時間はビットコイン最大の欠点の一つです。さらに、ビットコインは時間がかかるだけでなく、取引に手数料を払わねばなりません。約27ドルの手数料コストがかかり、取引完了までおよそ1時間かかります。かたやリップルは、1ペニー以下の手数料で、最短で数秒、最長でも数分で取引が完了します。





ラーニングセンター、Broker Insights、
独占プロモーションを無料で無制限にご利用いただけます。