株式市場の暴落がまったく恐れるものではない理由

by Andrew McGuinness     7月 16, 2019

初めて株取引を行う投資家の心の底におそらく忍び寄ってくる最大の懸念の一つが、株式市場の暴落です。大恐慌の前に発生した暴落中に、すべてを失った家庭があるという恐ろしい話や、恐慌のたびに、弱気市場に変わる時に財産を失った投資家に関する無数の記事がオンラインに登場します。とはいえ、今日の株式市場の暴落は1920年第の暴落よりも反発するのがずっと早いという傾向があります。既存の投資家にとって、暴落は財政難を引き起こすものですが、資金が少ない初心者投資家にとっては、新たな機会を開く扉となりえるのです。

経済問題や政治の腐敗の結果、株式市場が暴落する場合もありますが、実際には、暴落は市場サイクルの結果、自然に発生するものです。好景気をもたらすあらゆる上げ相場の後には下げ相場がきます。そして、この景気後退を防ぐ方法は実際には存在しません。たいていの場合は、なんといっても、景気後退の理由はほぼないからです。株式市場が暴落すると、劇的なことが起こり、為替市場に異変がおこったにちがいないと一般的には受け止められます。この認識ができるのは、メディアが市場の突然の落ち込み原因を作った犯人をさがそうとするからです。1987年の暴落は、株式が割高になった結果であり、2000年の暴落は、企業の腐敗から発生したものでした。とはいえ、はるかに多くの暴落はこれほど多くの関心を引きませんでした。実際には、投資家の信頼を獲得できず、めずらしいほど売りが多くなったというだけの理由で暴落が起こっているからです。すでに数十万ドルを投資しているなら、暴落中はいらだつこともあるにちがいありませが、下げ市場は新規投資家によって、上げ市場の価格と比べると数分の一の価格で株を購入できるすばらしい機会なのです。実際、市場の暴落中に株を購入して、財産を築いた億万長者は数多くいます。

株式市場に投資するのがはじめてであれば、暴落という考えは自分に忍び寄る恐ろしいもので、資金リスクをさけるようにすべきものに思えます。ですが、実は、株式市場が暴落した時は、数百ドルか数千ドルしか資金のない投資家が市場での足がかりをつかめる絶好のチャンスなのです。暴落で、自己戦略を再検討することもできるのですが、スマートな投資の鍵となるのは、市場は最終的には反発するという点です。非常にスマートな投資家と株式市場アナリストは暴落を恐れません。強気市場が弱気市場の直ぐ後にきて、平均株価が再び上昇するとわかっているからです。

今年はスマートな投資家になり、アメリカ市場の力を信じてください。興味のある株式を注意深く監視し、価格が一番下がった時に買いましょう!





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