FX取引:初心者

初心者
Trading101
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経済指標カレンダーの説明

ファンダメンタル分析の一部である経済指標カレンダーは、各取引日、週、さらには月に予定されているイベントを示します。経済ニュースには反復性があるため、特定日、週刊、月間経済事象は前もってわかります。

しかし、すべてがわかるわけではありません。時には、要人によるスピーチや記者会見も、市場を動かすものです(例えば、米国大統領のスピーチ、中央銀行総裁のスピーチなど)し、経済指標カレンダーにはこのようなものも含まれています。

経済指標カレンダーは非常に重要な情報源です。そろそろ理解されているはずですが、テクニカル分析とファンダメンタル分析には関連性があります。

とはいえ、テクニカルな取引をする傾向があるトレーダーもいます。トレンド指標、オシレーター、取引理論、EA(エキスパートアドバイザー)(つまり、ロボットまたはトレーディングアルゴリズム)およびFX取引におけるその他の戦略を利用します。

このようなトレーダーには、経済ニュースはそれほど重要ではありません。しかし、そうなるのが当然であり、経済指標カレンダーはいつでも重要です!

経済指標カレンダーは誰にでも利用できるので、テクニカルトレーダーは重要な経済データがいつ発表されるか知っています。取引設定を調整しなければならないことさえあるからです。

設定と予想を調整するスキャルパーを例にあげることができます。重要な経済指標が発表される間に、スプレッドが広がるためです。

さらに、経済ニュースがでると、静かに完全に終了する技術戦略もあります。あるいは、重要な発表前の数分間および発表後の数分間、トレーディングアルゴリズムはすべてのポジションを閉じる可能性があり、もう取引が行われません。

そのため、テクニカルトレーダーまたはファンダメンタルトレーダーのいずれにとっても、経済指標カレンダーはFX取引の成功に欠かせません。

FX取引における経済指標カレンダー

この取引アカデミーの前の記事では、通貨評価における金利の重要性を取り上げました。もっと正確に言うと、金利水準が高いほど、通貨高になるという直接の関係があります。

中央銀行は、経済における金利水準の変化に対して責任を負います。定例会議は、利上げ、利下げ、変更なしを決定して終了します。

2度の中央銀行会議の間に、経済パズルの一部が明るみにでます。トレーダーは経済指標カレンダー、次にどんなニュースがあがるか、その重要性を知っているため、次の中央銀行会議に対応する時間があります。

あるいは、通貨を売買したり、特定の通貨ペアのポジションを増減したり、経済破綻のため、通貨をただ無視する時間があります。あらゆるオプションが審議され、ファンダメンタルトレーダーは経済指標カレンダーを使って最善の決定を行います。

FX取引におけるニュースの重要性

外国為替ダッシュボード上の通貨の重要性が異なるように、経済ニュースの重要性も異なります。他のニュースよりも重要なニュースもあります。

すべての取引に経済的背景があるわけではないため、多くのトレーダーにとって、経済ニュースを読むことはそれほど面白くありません。従って、経済指標カレンダーは重要ニュースのハイライトという便利な機能を使って助けてくれます。

そのため、ニュースカテゴリーは3つあります。

  • 小康状態のニュースまたは退屈なニュース。いわゆる「三次データ」は通常、金融市場を動かさない経済ニュースを指します。通常、警告を表す黄色が付けられ、市場を動かす可能性がほぼゼロであることを示します。このようなニュースには例えば、日本の住宅着工件数があります。日本経済全体にとっては重要ではありますが、JPY(日本円)はこのような発表があっても大きく反応しませんし、トレーダーにもそのことがわかっています。
  • 2次データ。このカテゴリーではすでに、市場が動く可能性があります。多くの指標カレンダーではオレンジ色で表示され、実際の発表が予想と大きく異なる場合は、市場を動かします。
  • 一次経済ニュース.ここに上げるものが、市場を動かします!インフレーション、GDP(国内総生産)、失業率、 造業購買担当者指数(PMI)とISM(全米供給管理協会)指数、小売売上高、消費者支出などです!こういったニュースのすべてが、レート設定のときには中央銀行にとって重要であるため、トレーダーは大いに注目します。

新解釈および過去データ

FX取引とは、概して取引に対する期待のことです。そしてファンダメンタル分析は将来の値動きについて多くの予想をします。

例えば、インフレまたは消費者物価指数(CPI)が上昇している場合、中央銀行は次の会合で利上げするという予想が高まります。従って、トレーダーは急いでその通貨を購入します。しかし、だからといって毎回同じリアクションが起こるわけではなく、それに対する予想が同じというだけです。

過ちを犯す余地がないようにするため、経済指標カレンダーは新着ニュースを表示します。さらに、解釈も表示します。

言い換えると、このような経済データから何を予想すべきか、通貨にとっては強気のサインか弱気のサインかをトレーダーに教えます。またどの通貨かも教えます。

ただし、基本的な機能は過去データからのものです。経済指標カレンダーは大量の過去の情報を提供します。

この数年間の米国失業率と毎月の展開を知りたくないですか?経済指標カレンダーを研究するだけでできます!

抜け目のないトレーダーはこのデータを使って、詳細なチャートの構想を練ります。消費者支出と経済部門のトレンドを探し、景気低迷か景気回復かを見分けます。

それから、このような情報武装をした上で、FX取引に注意を向け、次の中央銀行の動きはどうなるのかに関する予想に基づき、それに従って行動します。

前回、予想、および結果データ

あらゆる経済指標は3つの数字で構成されています。数字を扱うため、各経済データは現在の期間(通常は月)の前回の数字と予想を提示します。

経済指標カレンダーのおかげで、トレーダーは両方の値を前もって知ることができます。予想は、特定の金融情報に関する経済展望調査を示します。

次に、予想は結果発表に移ります。予想や前回のデータとどれほど食い違うかにより、市場の変動の重要性は増減します。

例えば、検討されることが多い経済データの一つが、米国の非農業部門雇用者数(NFP)です。労働市場の状態を示すもので、FRBは金利水準を変更する前にNFPを検討します。

NFPが高いほど、景気と通貨(米ドル)の状態はよくなります。実際の数字が予想の数字よりもはるかによい場合、予想を上回っています。ドル高になります。

一方、予想を下回る場合は、ドル安となるでしょう。結果と予想の差が大きいほど、市場の反応も大きくなります。

結論

経済指標カレンダーの最大の長所は、無料という点です。無料で利用し、無料で解釈できます...インターネットで検索すれば、たくさんの情報源が無料で手に入ります。

結局、経済指標カレンダーは公的情報なのです。トレーダーは取引日のまさにその時に、市場が伸びたかという理由を知らないという言い訳はできません。

経済指標カレンダーは次のものを示します。

  • 次にくる経済データ
  • 重要性
  • 解釈
  • 典型的な反応
  • 影響を受ける通貨
  • 正確な発表時間
  • 前回、予想、および結果データ
  • 過去データ

経済的観点から、事前に知っておく必要があるものは他にあるでしょうか?ほぼゼロです。

やがて、経済指標カレンダーを構成するニュースは反復性があるため、トレーダーは自分の予想を修正する方法を学びます。そのため、重要な発表がある前に、市場の典型的な変動を発見します。従って、FX取引の予想が現実的になります。

ルーキーであろうと、経験豊かなトレーダーであろうと、テクニカルトレーダーでもファンダメンタルトレーダーでも、エコノミストであってもそうでなくても、経済指標カレンダーはFX取引に欠かせません。少なくとも経済指標カレンダーが提供してくれる情報の一部を検討せずに、取引などできません。無料です!