FX取引:初心者

初心者
Trading101
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Duration 20 時間

FX業者とは

FX取引 とは、外国為替市場で利益を上げるよう通貨を売買することです。外国為替市場の別名が、銀行間(インターバンク)市場であるのはほぼ知られていません。

金融界の主要プレイヤーが、通貨売買をしにこの市場に集まります。中央銀行や商業銀行、リクイディティ・プロバイダー、クオンツ・ファンド、個人投資家、FX業者、個人トレーダーなどが、通貨を取引する集団のほんの一部です。

この中で、個人トレーダーが占めるのは、全取引量の数パーセントです。市場サイズが日々5兆ドル超えで巨大なため、この数値はまだ大きいほうです。

しかし、個人トレーダーはFX市場に長い間アクセスしませんでした。単純に価格が高すぎたのです。

最近になって、技術の進化がこの産業を一変させました。ますます多くの仲介業者またはFX業者が登場し、個人トレーダーを巡って戦い始めたのです。

FX取引におけるFX業者の役割

FX業者または仲介企業は、中間業者に他なりません。銀行間市場へ、個人トレーダーのアクセスを許可します。

手数料に対抗して、個人トレーダーは単に仲介業者(FX業者)の取引口座を開き、資金を預けて即座に取引を始めます。インターネットがますます多くの家庭に普及し、個人トレーダーの数は飛躍的に成長しました。

しかし、FX業者の数も同様に増加しました。競争がとても厳しくなり、多くの業者がさらに多くの顧客を得ようと、非道徳的な方法を使っています。

FX業者の最も意義ある挑戦は、新しい顧客を見つけることだけでなく、顧客を維持することでもあります。また、顧客が口座を開設しただけで取引活動がないというのではなく、しっかり取引を行うようにすることも同様です。

トレーダーがポジションをオープン・クローズした場合のみ、業者が稼げるのを忘れないでおきましょう。正しいですか?いいえ、違います。

もちろんそれが、仲介業者の目的です。しかし、すべてのFX業者がそうではありません。

マーケットメーカー

FX業者の一部は、マーケットメーカーのように動きます。つまり、仮想市場をつくり、銀行間市場の相場を再現します。

マーケットメーカーの取引プラットフォームは、本当の市場を反映します。こうした業者は本格的に、顧客のために市場をつくるのです。

言い換えると、銀行間市場でFX取引が行われるのではありません。その代わり、業者に対して行われるのです。

FX業者はまた、この業界での残酷な統計値も分かっています。ほとんどの個人トレーダーが、最初の預金を失ってしまうというものです。さらに正確にいうと、この確率は80%以上で、90%を超える場合さえあります。

この理由から、個人トレーダーに対してポジションを取るのは当然ですよね?80%の勝率があるなら、なぜ顧客のポジションに対して取引しないのでしょうか?

ですから、マーケットメーカーには顧客のポジションに対して慎重に取引を行う、取引部門があります。そのようにして、マーケットメーカーは仲買業界からの通常の手数料と、FX取引に積極的に参加することで利益を上げるのです。

どの顧客が損失を被り、どの顧客が儲けるかがどうやって分かるのか、と尋ねる人もいるかもしれません。ここでも再び、統計値が役立ちます。

取引口座を開ける前に、個人トレーダーは一連の審査のための質問に答えなければなりません。それは、預け入れ予定額、FX取引の経験などのような質問です。

この回答をもとに、業者は各自を特定のカテゴリーに分類します。例えば、取引経験がなく100ドルを預金したいトレーダーは、最初の預金を失うはめになります。

このような活動のため、マーケットメーカーは個人トレーダーから「良い目」で見られていません。仮定するなら、もちろんトレーダーは業者タイプを分かっているでしょう。

しかし、業者の活動は何も違法ではありません。業者が顧客ポジションに対抗して行動すれば、仲買業者は本質を失ってしまうことから、議論はさらに道徳的な核心を突きます。

公平な条件を提供し、マーケットメーカーでアル、大手仲介企業も存在します。積極的な広告と仲介企業の全ルールを尊重することで、顧客を魅了します。

当然、そうした企業は、すべての取引を社内にとどめておくという違いがあります。銀行間市場には、どの顧客オーダーも届くことはありません。

マーケットメーカーが銀行間市場に接触しないわけではありません。しかし接触するときは、金利を得るためです。

ハイブリッド業者、ECNとSTP仲介業者

全ての業者がマーケットメーカーになることを選ぶわけではありません。上に挙げたような理由で、マーケットメーカーは小売トレーダーに人気がないのです。

より値段が張るとはいえ、仲買活動を行う他の方法があります。顧客オーダーの一部を社内に収め、あとはリクイディティ・プロバイダーを通す業者も存在します。

リクイディティ・プロバイダーについて言うと、その数は多いほど良いです。FX業者がさまざまなソースから、より大きなリクイディティプールに接触すれば、スプレッドが通常は広くなる取引日のタイミングであっても、結果としてスプレッドがより狭くなります(例を挙げると、ポジションが翌日にロールオーバーするときなど)。

社内で取引を行いながらも、取引のいくつかを転送する業者がハイブリッド業者です。ECNとSTPがこのトップに立つ2つの形式で、FX業者界のしくみを変える技術です。

ECNは電子証券取引ネットワーク(Electronic Communication Network)で、STPはストレート・スルー・プロセッシング(Straight Through Processing)から来ています。この二つの違いと、他の仲介会社が行うどんな方法とも主に違うことは、実行方法です。

ECNとSTPは、全取引をリクイディティ・プロバイダーに転送することを誇りにしています。次に、システムが自動で顧客のオーダーの最適なマッチングを取り上げ、需給があるときに取引を実行します。

FX取引が実質上24時間行われることから、取引を実行する市場はいつでも存在します。例外はありますが、ECNとSTPは仲買ビジネスを行うのに最適な方法です。

FXトレーダーには不利な点もいくつかあります。例えば、市場での実行にハードルがあることです。

ここで例を挙げます。トレーダーが利益のあがる水準を取り、変動の大きい市場ニュース(例として米非農業部門雇用者数など)を受け取ると、より高い水準で実行が行われます。

この場合は、さらなる利益を意味するものの、ストップロス注文にも同じ原理が適用されます。よって、ECNとSTPは両刃の剣なのです。

しかし、この二つはFX口座を取引する上で最適な方法の代表です。そしてFX業者がいつか進化する方法を考えれば、取引口座が4桁から現在の5桁になったのは、並外れた前進です。

ここでいう桁とは、相場の中の小数点以下の数字のことです。例えば、4桁のEURUSD口座の相場は1.2276で、5桁が1.22764です。

結論

個人でのFX取引は、FX業者なくしては不可能です。多くのトレーダーが、仲介業者を避けるのは可能かと尋ねます。

それは可能ですが、誰も追加手数料を想定したがりません。否が応でも、FX業者は取引環境に多くをもたらしてくれるのです。

  • 最低一つの取引プラットフォーム。社内で構築した新しいプラットフォームでない場合、通常はMT4またはMT5です。
  • ほとんどのタイミングで安定したスプレッドを通した、価格の安定性。独自で銀行間市場にアクセスした場合、これは不可能です。
  • どんな取引口座にも、どんなトレーダーにも手頃な取引費用。

全体的に見て、FX業者をトレーダーのパートナーであすべきです。教育し、必要なときにアドバイスを授けるために存在です。

最低限の費用で、可能な限り最高の取引環境を提供すべきです。その見返りに、トレーダーは積極的な取引で業者に恩恵をもたらすのです。

とはいえ、FX業者も他のビジネスと同じく、チャリティーではありません。何かで食べていかなくてはならないのです。

しかし、その何かと、トレーダーが利益を出すかどうかは無関係です。取引活動の結果とは関係がありません。

事実、業者は顧客が損失を出せば、最も苦しみます。なぜなら、トレーダーが失敗すれば、取引口座に資金が得られないからです。そのため、FX業者への手数料とコミッションがますます少額となってしまうのです。