FX取引:初心者

初心者
Trading101
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Duration 20 時間

FXダッシュボードの説明

ブローカーを選びの基準の一つが商品です。どんな商品があり、取引条件は何なのか。

取引のため提供されている金融商品の総数がFXダッシュボードを作りあげています。とはいえ、この見方はFX取引とどこか関連性があります。

競争が激しいため、ブローカーは一層の努力をしています。昔ながらの通貨ペア以外にも、ブローカーは新製品を「出さざる得ない」状況となりました。

そのため、今日のFXダッシュボードは通貨以外のものでも構成されています。

  • CFD。CFDを使わなければ、個人トレーダーにアクセスできないような金融商品(例 株価指数)の取引が可能となる差金決済取引または派生製品。
  • コモディティ(商品、一次産品)。石油、金、銀はUSDに対して変動するため、 FXトレーダーは、通常の通貨ペアとして取り入れます。

そして証券会社の規模とクライアントからの利子に応じてリストは続きます。いずれにせよ、FXダッシュボードは市場を反映します。

世界の準備通貨としてのUSD

誰もが知る通り、ドルは金融制度において、きわめて重要な役割を果たしています。ブレトンウッズ会議以来、世界中の国はドルの支配的な地位を受け入れました。

大半の国にとって選択肢はあまりありませんでした。欧州は戦争によって荒廃し、日本は崩壊寸前という状況であり、巨額のインフラ投資の必要がない超大国は米国だけでした。

従って、ドルを金に固定させるという提案に対して反対の声はあまりあがりませんでした。金本位制度に戻り、米国ドルは金と同等の価値となりました。

しかしそれは1970年台のニクソンショックで急に終わりました。巨額の赤字を埋め合わせることができないため、米国は金本位制度の廃止を決めました。

唖然とするばかりのことが起こりました。ショック状態となる代わりに、世界はドルを法定通貨(事実上、紙幣)として受け入れ、Fed(連邦準備制度)が金利を守ると信頼を寄せました。

数十年先に飛んでみると、ドルは金融制度の土台として存在します。そして、すべてのFXダッシュボードの中核です。

FX取引におけるメジャーとクロス

FXダッシュボードを理解する開始点は、米ドル(USD)です。大体において、USDを組みこまれているすべての通貨ペアには、「メジャー」という名がつきます。残りの通貨ペアはクロスと呼ばれています。

そのため、FX取引のメジャーとクロスを理解すれば、FXダッシュボードを理解したことになります。

さらに、クロスペア1組ごとに2組のメジャーが存在します。例えば、EUR/GBPを考えてください。

USDが構成要素に表示されないため、それはクロスです。このクロスに影響する2組のメジャーペアは何でしょうか?

それを見つけるには、他の2つの通貨にUSDを追加するだけでできます。その結果、EUR/USDとGBP/USDというペアができます。

このようなシンプルなトリックがFXダッシュボード全体に当てはまります。このように、FX取引口座にあげられた通貨ペアはすべて、メジャーとクロスの2つのカテゴリーに属します。

これはペアを売買する前に理解すべき重要点です。その理由は、様々な理由のため、2つのカテゴリーが移動するという事実から来ています。

当然、USDはメジャーを動かします。USDのニュースまたはFedの決定があるときはいつも、ドルは変動します。結果として、すべてのメジャー通貨ペアも移動します。

ただし、同じ方向に移動します。ペアの中にUSDが含まれているからです。過剰取引と呼ばれるプロセスが起こるのは、USDに関する重要イベントの前に、トレーダーがメジャーペアについて複数の取引を開始する時です。

メジャーペア一つに対してすべての取引を開始するようなものです。注記として、過剰取引は、取引口座にとって最大の敵の一つです。メジャーとクロスの違いの理解など、シンプルなことが過剰取引回避に役立ちます。

メジャーとクロスの値動きの仕方

3つの組でメジャーとクロスの値動きが起こります。先に説明したとおり、クロス1組ごとに2組のメジャーが存在します。

従って、USDが支配的な立場となります。例として、同じEUR/GBP、EUR/USD、GBP/USDを使って見ましょう。

様々なシナリオが自動的に通貨ペアのレベルに影響します。それによりいっそう面白くなります。全トレーダーが2つのペアに取り組む必要があり、3つめのペアの予測ができるからです。

多くのトレーダーはテクニカル分析を使って将来価格を予測します。EUR/USDは上昇、でもGBP/USDの持ち合いがおこると予想される時は、利益のでるFX取引戦略は、EUR/GBPの買いとなります。

以下、説明します。

言い換えると、メジャーが結局、上の図のように動くのであれば、EUR/GBPも利益がでます。

または、2組のメジャーがパーセンテージで表すと同じ距離を移動する場合、クロスは絶対に移動しません。ここにあげる3つの例は、存在する可能性の一部を示すにすぎません。

大事なのは、FXダッシュボードには相関性があり、トレーダーがその機能方法に気づくと、FX取引は前よりも容易になります。

見当すべき相関

上述の相互関連性に加えて、一部の通貨ペアは互いに緊密な関係で動きます。とはいえ、続ける前に、金利水準や全体的な金融政策のような様々な要素に応じて、相関度はいずれ変化すると付け加えなければなりません。

何の理由であれ、USDが動くと、すべてのメジャーは同じ方向に動きます。とはいえ、割合は異なります。

他の要素が存在しない場合、ドルが支配力を握ります。そのため、大きな相関があるのは、USDペア間です。

むろん、EUR/USDを買うと同時にGBP/USDを売ることができますが、理由はUSD以外のものでなければなりません。たとえば、イングランド銀行の金融政策が変化すれば、GBP(イギリスポンド)は全面的に下落します。しかし、ドルは動きません。

もはや厳密なものではありませんが、AUDとCADはかつて、逆相関を楽しんできました。別の言い方をすると、一方が上昇すると、もう一方が下落します。

両通貨が「コモディティ」通貨であるという事実です。したがって、商品市場(コモディティ市場)が揺れ動く時は、両通貨も揺れ動きます。

使用用語

取引業界においては通貨にはニックネームがついています。トレーダーは業界用語を使って、通貨または通貨ペアを呼びます。

  • EUR/USD – fiber (ファイバー)
  • GBP/USD – cable (ケーブル)
  • AUD – Aussie (オージー)ドル、 AUD/USD - Aussie(オージー)ペア
  • NZD – Kiwi(キウィ)ドル、 NZD/USD - Kiwi(キウィ)ペア
  • CAD – Loonie(ルーニー) USD/CAD - Loonie(ルーニー)ペア
  • CHF – Swissy(スイシー)、 USD/CHF – Swissy(スイスフラン)

ご覧の通り、重要通貨の大半がここに表示されており、ないのはJPYだけです。

FX取引では、トレーダーが特殊用語を使うだけでなく、中央銀行総裁も使います。トレーディングアルゴリズムが値動きを支配しているため、中央銀行総裁は言葉を注意して選び、一言で金融政策の将来の値動きのシグナルを送ります。(例 気を配る、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の時代)。

結論

FXダッシュボードは一時的な見かけ倒しで重要性のないものに見えるかもしれませんが、たくさんの情報を含んでいます。FX取引では、適切な準備がなければ、個人トレーダーが生き残るチャンスはわずかです。

この記事の目的はダッシュボードの通貨表示方法と、今のようにペアになっている理由の説明でした。さらに、使われている用語と、2組のメジャーと1組のクロスの間の相関および様々な通貨間の相関が働く方法を示しました。

とはいえ中心となるのはUSDです。地上で(最も高価な通貨でなければ!)最も強力な通貨は、世界最大の経済に属しています。

USDが国際貿易の支配的通貨のままであれば、FXダッシュボードはあまり変わらないでしょう。

そして全体を見ると、FXダッシュボードには通貨以上のものが含まれています。いずれは、金融市場と共に、変化すると予想されています。数年前に仮想通貨-通貨がFXダッシュボードの一部になると考えた人などいたでしょうか?でも、今では存在しているのです。